35年のデザイナー経験を活かしたパーソナルカラー診断とファッションアドバイス、男性目線のメイクアップ、東京、吉祥寺

デザイナー日記2 / 着眼点

2019/11/10
 
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30年以上ヨーロッパの幾つもの著名ブランドとライセンス契約を結んだ日本市場向け商品のデザインしてきました。 その長年の経験から今まで色を感覚的に捉えてきましたが、一度立ち止まり理論的に色を見直すことで、 また新たな色の世界を発見することができました。それがパーソナルカラーです。 そのパーソナルカラーの魅力をお伝えしていきます.
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今はイギリス、ロンドンのデザイナーと一緒に仕事をする機会が多く、常に色々な刺激と影響を受けています。

 

◆🔷その1つに着眼点があります🔷◆

 

新しいシーズンの企画がスタートするこの時期には、通常ロンドンのスタッフが来日し、一緒に市場をリサーチしながら新しいアイデアを探すと同時に、それに対してコンセンサスを取ることも行います。

 

その時にも自分とロンドンスタッフとの着眼点の違いを感じさせられます。

 

日本市場に無難に受け入れやすそうな新しいデザインやアイディアを探しだし、形にすることは正直自分達の方が得意としてると思いますが、やはり海外のデザイナーは、斬新なアイデアやユーモア、インパクト、新鮮なイメージを作り出す力が優れており、自分達が見落としがちなポイントに目を向け、発想をする着眼点はやはり鋭く、見習うべき点が多々あります。

 

デザインを作り出す元となる部分を生み出す力は、やはり素晴らしいものがありますが、日本人デザイナーやスタッフの中には、時としてそのようなアイデアやコンセプトは売り物にしては奇抜過ぎる、売りずらいとしてなかなか受け入れようとしない傾向もあります。やはり自分達にない発想、時には驚かされるようなアイデアを一度素直に受け入れ、試行錯誤して自分達の感性に合った形に落とし込んでいくことが、新鮮で市場に受け入れられるものを作り上げていくための最善のプロセスだと思っています。

 

またそうすることで、自分の感性やセンス、発想力は養われ、着眼点も鍛えられます。幅の広い発想は、鋭い着眼点から生まれます。

 

自分とは異なる発想や考え方を始めから否定するのではなく、受け入れ、考えて自分の答えを導き出すことで、成長し、発想も豊かになると考えています。またそれが、物を生み出す仕事をする上で、とても重要だと思います。

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